不思議なくらいに眠れないので、書きたいと思っていた記事を書く。
※自作倉庫は、使わないと思われる素材をとりあえず貼り付けておこうという意図です。傑作や好作は期待しないでください。
実は環境のせいか、最近新しい作品はほとんど作れていないのです。
毎年コンスタントに作ることができればいいのですが、
一年くらい全く創作意欲がわかない時もあれば、一月で何作もお気に入りの作品ができたりすることもある。
私の場合、創作にはかなり波があるようです。
毎年10作、15作と発表される方はどうやって作っているのでしょう。うらやましい限りです。
ちなみに創れないときは、過去の自作を並べてみたり、人の作品をゆらゆらと鑑賞しています。
そんなわけでパソコンにのこった没作を見ていて、とりあえずまとめておこうかと思った作品たち。
●作図1:9手詰

作意
【35飛生、32歩、15歩、24玉、13角成、同玉、33飛成、同歩、14馬】まで9手詰
中学生の時に作った作品。将棋世界に投稿してはがきでお返事まで頂いた気がするのですが、
結局これ以上手数を伸ばそうと思って改良がかなわず、埋もれてしまった作品。
また、ちょっと玉位置も整理したいところ。
これをいじっていると、次のような作品もできました。
●作図2:9手詰

作意
【24歩、14玉、35飛生、23銀合、同角成、同桂、15歩、同桂、25銀】まで9手詰
3手目35飛成は41馬で逃れ。23銀合は15歩、24玉、34金という手順を防いだもの。
11に桂馬を配置すると23角合や銀合を発生させることができるんですね。
ただ、最終手余詰、働かない45金の配置、どれをとっても味が悪いので
この図は当然ながら没。
手順も駒をむしり取ってちょっと味が悪い。
●作図3:23手詰
さらにこの23合駒にはいろいろなパターンが考えられます。
少し手順を整えると、落ち着いた初形に。

作意
【32飛、23玉、24歩、14玉、35飛生、23飛合、15歩、24玉、23馬、同玉、33飛、12玉、13飛生、21玉、22歩、同玉、33飛行成、21玉、12飛成、同玉、13角成、21玉、22馬】まで23手詰
飛車合は15歩、24玉、42馬の手順を防いだもの。少し配置を変えるだけで違う合駒が出てくるので美味しい。
以下は清算ですが、もう一度飛不成が出てくるのはちょっと予想しにくいでしょうか。
ただ、大駒が2枚残ること、最終手がどうにもうまく決まらないことからこれも没作。
というわけでこの素材、何年も寝かせてみたのですが、良い図が思い当らずに今に至っています。
どなたかいい案があったら是非教えてください。
ここに書いたものはフリー素材ですので、いい案があれば改良して勝手に発表していただけると、筆者としても嬉しいです。
ではでは。