お久しぶりです。未だにインドネシアでネットが不便な生活を送っています。
日本に帰国した後も、修論が忙しく更新が難しそうです。
のろのろでコンテンツも薄いですが、お許しください。
一番上に出る広告が醜いので、月1回は記事更新できることを願っています。
パラ2006年19手、藤沢英紀作

初手23桂では12玉で逃れますので、初手は13香。12に合駒をすると23桂打、同金、同桂生、同飛、33角で詰み。なので13香には同金しかありません。
…と解説を書こうとしましたが、こういうものは解析不要で鑑賞したほうがいい。
作意手順
13香、同金、23桂打、同金、55角、44桂合、23桂生、12玉、11桂成、同玉、44角、12玉、
22金、13玉、25桂、同飛、35角、同飛、23馬まで19手詰

これだけ簡素な形から5手目55角!このタイミングでしか成立しないというのだから驚きです。本誌の解説にも書いてありますが、
55角に33合駒なら23桂生、12玉、11桂成、同玉、33角成で詰む。
しかし、5手目から同桂生、12玉、11桂成、同玉、33角は12玉で逃れ。
収束は既成ですが、仮に最後の3手、5手を抜き出したとしても不要駒がない。
レストランでいえば、フルコースの最初に出てくるような。
小さくてすぐに食べられるけれど、完璧な仕上がりの作品。
このような素敵な小品を作った作者が本当にうらやましいです。
今回は普段解説しているような作品と比べるとだいぶあっさりと終わりました。
解説を書きたい作品はいくつか目星をつけているのですが、どれも重量級。
いつになるかわかりません。
冒頭の通り、1ヶ月以内を目標に頑張りますが、果たして…