詰将棋作家なら人ぞれぞれ、自作の保存方法があるかと思います。
多いのは柿木将棋で棋譜として保存する、などでしょうか。
私の場合は大学に入るくらいまではすべて完成図を紙のノートに書いていました。
しかし、しだいに中編を作るようになったり投稿管理が億劫になったり。
一番困ったのが作成中の図面で、どこに行くでもなくあふれるようになってしまいました。
柿木を持っていないため、パソコンで図面を作成・フォルダ分けする方向に変更。
現在は「投稿中」「投稿予定」「既発表」「没」「投稿しないけどどこかで使いたい」「作成中」で分けています。
ブログに掲載する自作は主に「投稿しないけどどこかで使いたい」つまり、
パラに投稿するにはかわいすぎるけど個人的には捨てがたい、という作品を載せていこうと思います。

というわけで今回の作品。半年前にパラ短大にそこそこ自信を持って投稿したものの、あっさりと返送。
言われてみれば既成ですが、そのまま没にするのももったいないのでこちらにアップします。
特に解答募集などしませんが、コメント下さると喜びます。
解答と解説はまた時間のあるときにぼちぼち付け足していきます。
==================以下4.29付け足し分==================
【作意】
26龍、25金合、同龍、同玉、22飛、24飛合、36金、14玉、26桂、同飛、
25金、同飛、26桂、同飛、36角、同飛、32角成、同飛、26桂まで19手詰
【変化・紛れ】
・2手目25歩合は36桂、34玉、35飛以下。金合だとこれが詰まない。
・4手目同桂は14飛、同玉、26桂以下。
・8手目34玉は26桂、同飛、46桂、同香、45金以下。
【作者コメント】
非常にきれいにできているのですが、皆さまコメント下さったように
手順の大部分を占めている収束部分が既成、というのがインパクトの弱い一因かと思われます。
>、パラ2011年10月号竹村孔明作
を指摘として挙げていただきましたが、収束だけを切り取るとこういうことですね。
もう少し何かメインを付け加えたり、飛車を移動合にして序で翻弄の逆算をつけたりしないと
この素材をそのまま持ってくるのは難しそうです。
==================以下4.29付け足し分その2==================
【悲報】
hiraiさんからご指摘いただきました。本作は3手目22飛以下、余詰だそうです…
22飛、23歩、36桂、34玉、23飛成、45玉、44桂、36歩、25龍、56玉、65龍、57玉、69桂、47玉、39桂以下。
2枚龍は強かった…。
ご指摘くださり、ありがとうございます。
解いて下さった皆様、余詰作を出してしまい、申し訳ございません。。。
修正は容易かと思いますが、またそのうちということで。
素材としては成り立っているものなので、いい方向に発展させられる創り方があれば
どなたか教えてください。
それでは。